系統用蓄電池事業
系統用蓄電池は、天候や時間帯によって発電量が左右される再生可能エネルギーの増加によって電力の需給のバランスが崩れやすくなっている昨今の状況に対して、電力の余剰・不足を系統用蓄電池が充放電することで、電力系統の需給安定化の実現に貢献します。
三菱HCキャピタルエナジーが取り組む系統用蓄電池事業は、土地情報をもとに自社で開発を進め、系統用蓄電所を建設・保有し、稼働開始した系統用蓄電池の制御をアグリゲーターへ委託しながら、卸電力市場・需給調整市場・容量市場の電力3市場を通して電気の購入及び売電を行い収益を得るフルマーチャントの事業モデルです。
【スキーム図】
| 卸電力市場 (JEPX) |
発電事業者や小売電気事業者等が電気(kWh)を売買できる市場。価格が安いときに充電(買う)し、価格が高いときに放電(売る)し、その値差で収益を稼ぐモデル。 |
|---|---|
| 需給調整市場 | 電力の需要と供給のバランスを調整するため、一般送配電事業者が需要と供給を調整する調整力(ΔkW)を調達する市場。調整力の必要量に対して応札し、収入を得るモデル。 |
| 容量市場 | 将来の安定的な電力供給を確保するため、発電所の容量(kW)を取引する市場。電力の供給力(kW)を提供し、一定期間の固定収入をを得るモデル。 |
【実績紹介】
2024年8月に、第一号案件(北海道千歳市上長都)の事業化を決定。2027年1月の運転開始にむけ開発推進中。
更なる事業拡大に向け案件開発に取り組んでおります。
ニュースリリース:三菱HCキャピタルエナジーおよびサムスン物産が 系統用蓄電池事業に関する合弁契約を締結(PDF:353KB)
ニュースリリース:北海道千歳市の系統用蓄電池設備着工のお知らせ(PDF:364KB)
- 所在地
- 北海道千歳市上長都
- 出力/容量
- 25MW/50MWh
蓄電池設備設置イメージ


03-6865-3096